夏野菜の苗が店頭に並び始める季節です。選択肢の中に「接木」と「実生」と書かれた苗があり、どちらを選ぶべきか迷うこともあると思います。
今回は、接木と実生の苗の違いについてわかりやすく説明し、購入の際の参考にしていただけたらと思います!
実生(みしょう)について
実生とは、種から直接植物を育てる方法です。種をまいて発芽させ、苗を育てます。
店頭で実生と書かれている苗を購入した場合、その苗は、「種をまいて発芽させた苗」ということになります。
接木(つぎき)について
接木は、異なる二つの植物の部位を組み合わせて一つの植物として育てる方法です。
通常、耐病性や耐寒性など特定の強い特性を持つ根本部(台木)と、良好な実や花をつける部分(穂木)を組み合わせます。
接木により、病気に強い根系と品質の高い果実を同時に得ることができますが、通常の実生の苗より販売価格が高くなります。
例えば、接木のスイカの苗の場合、カンピョウを台木にすることが主流です。
また、台木専用の苗なども販売しています。トルバム・ビガー(台木用ナス)など
実生と接木についてまとめ
実生は、種から育てた苗で接木は、異なる植物の部位を組み合わせる、耐病性や品質改善が期待できる苗と覚えておきましょう。
また、実生は通常価格で販売され接木は、通常価格より高くなります。
それだけ接木の苗はコストがかかっています。
しかし、接木の苗は、耐病性や品質改善が期待できるので実生の苗より丈夫に育ちます!